無知だった

ご訪問ありがとうございます(#^^#)

私が「犬のこと」に関して学び始めたのは、かれこれ約七年前ぐらいから。

パートナーの幸愛が原因不明の痒みで悩んでいて、私も幸愛を連れて何度も動物病院へ行っていた事がきっかけでした。動物病院からの提案を幾つか試して、「これはちょっと反応が良かった」とか「これはもらったのは良いけれど、ためらって使わなかった」とか色々でした。

そんな中、ネットで検索しているうちに「自分で何かしてあげられることはないだろうか」と考え、一番初めに手に取ったのは「アロマ」でした。

今では、ペットシッターやシニア犬のケアなど、幅広く学びを重ねて、だいぶ自分でもあれこれ出来るようになってきた方だと思っていますが、私は未だに、「後悔」していることがあります。

幸愛の前に、ライフという私のパートナーがいました。私が結婚する前の事です。その時私も若かった…20代で、遊ぶことも楽しく、仕事もほぼ休みなしでバリバリしていて、ライフとの時間はほとんど作っていなかったように思います。

20100208001719

その当時、私は犬のことを学ぼうとすらしていなかったように感じます。「小さい命の尊さ」や「命は儚いもの」なんて、自分の事で精一杯だった、精神も若すぎた私は、むしろこの子を迎えるべきではなかったようにも思うのです。

結婚を控えた私は更に実家に戻ることも少なくなり、ライフとの時間も今まで以上になくなって、気がかりではいたものの、

実家には祖母もいたのでどこかしらそれに甘えて、帰ることもなくなっていきました。

そんなある日の朝「ライフがおかしい」と電話を受け、急いで帰宅…朝から動物病院へ行きました。が、時すで遅し…ライフは重度の肺炎になっていました。その日の夜…ライフは私や家族がいる前で、息を引き取りました。

もともと父と折り合いが悪かった私。その時だけは、父とも会話をし、その時にライフが残していったものの大きさを、痛感したのでした。

「失ってから気づくことは沢山ある」なんて言葉がありますが、本当に、山のようにあります。

自分の都合で命を迎え、自分の都合で向き合わなくなり、失ってから「ごめんね」を繰り返す…今の私を作り上げた原点は、ライフが残していってくれたものと言っても過言ではありません。家族の絆、命の尊さ、そして儚さ、学ぶ大切さ…すべてライフからの贈り物でした。こうやって、ブログとして残している今も、涙が止まりません。キーボードが歪んで見えて、何度も修正するという行為を繰り返しています。

それだけ私は、後悔しているのです。

どうしてもっと学ばなかった?どうして知ろうとしなかった?どうして命を迎えた?

後悔しても後の祭り…今ここには、ライフはいないのだから…

20100220051804

きっともっと、一緒にいたかったよね、きっともっと抱っこされたかったよね、きっともっと、一緒にお出かけしたりお散歩したりしたかったよね…

会いたい会いたい…本当に会って抱きしめたい…そんな気持ちがいつも溢れます。

パートナーとの向き合い方も人それぞれ。想う気持ちも人それぞれですが、その時が来る前に何か出来ることは無いかと思ったら、ぜひ学んでみてください。

それが、マッサージなのかご飯なのか、アロマやハーブなのか、きっとパートナーによって違うでしょう。

学ぶのに早いも遅いもなく、きっと役に立ってくれます。

無知だった私、あの頃の自分に会えるのであれば言ってやりたい。

「必死になって動いている小さな心臓を守れるのはあんただけだよ!!」って。

この記事を読んでくださった方だけでも、後悔してほしくない、私はそう思っています。

一日も長く、健やかな時間をパートナーと一緒に送れますように…☆

20100220052002